第2回はリクエストに答えてアバドンです。
レベル5の魔属性ユニットですね。
レベル5圏の非英雄では最強と呼んでよいユニットです。
アバドンはモンコレ第一期の黄金樹の守護者から登場しているカードです。
レベル7で常備枠なしという突っ込ませるだけのユニット。
しかもステータスは7/2/2という無残なものでした。
捨て山のインセクト、プラントを除外するたびに+2/+2パンプの効果ですが
水準に達するステータスになるには4枚は除外する必要があります。
そこから相手の対抗を受けなければならないので
1回の戦闘で捨て山のユニットカードを10枚も除外しなければならない。
加えてモンコレ第一期の環境でインセクト、プラントのデックを組むことはほとんど不可能だったので
ほとんど使われないカードの1枚でした。
アバドンデックを組むこと自体が目的となってしまうカードでしたね。
モンコレ2の灼熱の百年戦争でも復活しますが、状況はあまり変わらず。
Gレギュレーションの千年皇国の栄光で復活した際は、樹界霊の歌姫で
インセクトプラントのデックが組めるようになっていたことでどうにか使えるカードになります。
それでも7/2/2という基礎部分はそのままだったので入れていないほうが強いカードだったと思いますが。
アバドンが本格的な性能を手にしたのはブシロード時代のヴァローカの精霊祭から。
ステータスは6/3/3と大幅に強くなりました。
ブシロード時代のブロック2ではユニットカードインセクト統一のデックは容易に組めましたし、
そのデックにはユニットカードが40枚くらい入ったのでアバドンは環境最強ユニットの1体となります。
防御力を20点以上上げればなんにでも耐えられるようになった環境なので
捨て山を10枚くらい除外すればアバドンは不死身のユニットにもなることができます。
スカディが居なければブロック2はインセクトデックが最強だったでしょうね。
20thで再録されたアバドンはほとんど過去の原形をとどめていないユニットです。
捨て山のユニットカードを除外してステータスが上がるという要素だけを残して、
スペル2枠を得た5/4/4という優等生のスペックに
除外するカードがユニットカードであれば何でも良くなった。
除外するタイミングもイニシアチブ決定タイミングなのでパンプアップを阻止することができません。
イナゴを取り込むことで巨大化するモンスターがアバドンですから
ユニットカードが種族インセクトでなくても良くなったのはほとんど元ネタを留めていないデザインと言えます。
今回のアバドンは捨て山のユニットカードを2枚除外するだけで
5/8/8スペル魔*イニシアチブ+1という英雄顔負けの超スペックになることができます。
種族はインセクト、デーモンと特にシナジーの多い2つがチョイスされています。
インセクトシナジーはブリオッシュ、花園の歌姫、プラリーネ、ベルゼブブ、プリムローズ三姉妹、ザルヴァーザ、
デーモンシナジーはミルク、マリア、アンデッドインプ、デカラビア、アンドロス、ベルゼブブ、
数自体も多いですが、どれもレベル5ユニットと相性のいいユニットになっています。
デカラビア、アンドロス、プラリーネが対象となるのが大きいですね。
5/8/8は環境的にめちゃくちゃ強いです。
残りレベル3に3/3のユニットを即時召喚すれば8/11/11の値になるわけですが、
リミット8で攻撃力11点のパーティを作ることはチャージがあっても難しいですし
防御力12点のパーティを作ることはもっと難しい。
総レベル8の攻防力で数字負けすることはまずあり得ないパワーですね。
それでスペル魔*。
ウィンドカッターDualでも2D+5ですから2Dのダイス目6以下のウィンドカッターなら
カースサークルで防げてしまう。
防御力8点で防御の対抗までできるユニットはレベル8でも珍しいです。
ただタイダルウェイヴやブランデッドなど、20点ダメージが発生する状況だと
20点ダメージを魔スペルで妨害するのは難しいので落ちるときは簡単に落ちます。
同時攻撃でも5/4/4のステータスはあるので同時攻撃には弱い、ということもできず
戦闘毎のコストとして捨て山のユニットカードが2枚ずつ除外するだけで5/8/8。
ユニットカードは自然に落ちるものなので最初手で召喚したりしない限り、
アバドンが5/6/6以下で戦闘することのほうが稀なくらいですね。
重要なのは、今回のアバドンにはコストの種族の制限がないことです。
ユニットカードは自然にデックの25枚くらい入るわけですからデックをアバドン用の調整する必要がない。
特に5・3デックはユニットを多めに構築しますから。
レベル5の入る魔デックならどのデックにも入れられるカードになっています。
今回のリクエストでは、アバドンの強み、対処法について書いてほしいということでした。
ここまでアバドンの強みについて書いてきましたけど
そのアバドンに対する有効な対処法は、ないですね。
先攻を取って12点以上の攻撃力でアタックするか、
後攻型なら12点の打撃に耐えて15点くらい殴り返せるようにしておくか。
攻撃力の低いデックならタイダルやブランデッド、プラズマボールを入れておくか。
攻防力は高くてもリミット8でスペル枠は3枠しかもてないので
どんなデックでもコンセプトが機能すれば対処できる強さだと思います。
英雄より強いわけではないのでどんなデックでも手札が揃っていてもアバドンがどうしようもない、
ということにはならないかと。
デックにもよるでしょうけどデックコンセプト的にどうしようもないんだったら
わたしなら使うデックそのものを取り替えます。
全ての相性にオールマイティに戦えるようにするって、むしろ弱いので。
ただ弱点は明白です。
コストが整っていない段階で呼んでしまうと速攻で押し負ける。
相手の手札が潤沢だと5/8/8でも速攻をかけられるのでアバドンが活躍できるのは中盤以降。
最初はアバドン以外のユニットで戦わなければなりません。
これはどういうことか?
即時召喚不可ユニットカードを初手で引くことができなければ
最低限のゲームすら成立せず負けることがあるのがモンコレです。
普通、即時召喚ユニットは50枚のデックの中に12枚前後入っていて
その12枚のうち1枚を引ければいいという計算ですが、
12枚のうちの3枚がアバドンだとしたらアバドンを除く9枚のうちの1枚を
初手6枚のなかで引けていなければなりません。
50枚中の12枚でも引けないときは引けないのに50枚中9枚となると、これは結構な事故率。
即時不可合計15枚中のアバドン3枚でも安心ではないです。
この弱点はユニットカードがほとんどレベル5のミルクデックでも変わらないと思います。
ミルクデックだと捨て山にユニットが溜まり辛いですから。
何戦もやっていると開幕もたつく場合とスムーズに回る場合の差が激しい。
よってアバドンは強いですけどアバドンデックは普通だと思います。
5・3デック自体が偶数単と比べるとハンデがあるし魔枠も4色と比べると使いづらいしで
救済カード的立ち位置と考えるとトータルでは妥当な強さ。
第2回はこれまで。
第3回のテーマとなるカードはコメントでリクエストを受け付けます。
レベル5の魔属性ユニットですね。
レベル5圏の非英雄では最強と呼んでよいユニットです。
アバドンはモンコレ第一期の黄金樹の守護者から登場しているカードです。
レベル7で常備枠なしという突っ込ませるだけのユニット。
しかもステータスは7/2/2という無残なものでした。
捨て山のインセクト、プラントを除外するたびに+2/+2パンプの効果ですが
水準に達するステータスになるには4枚は除外する必要があります。
そこから相手の対抗を受けなければならないので
1回の戦闘で捨て山のユニットカードを10枚も除外しなければならない。
加えてモンコレ第一期の環境でインセクト、プラントのデックを組むことはほとんど不可能だったので
ほとんど使われないカードの1枚でした。
アバドンデックを組むこと自体が目的となってしまうカードでしたね。
モンコレ2の灼熱の百年戦争でも復活しますが、状況はあまり変わらず。
Gレギュレーションの千年皇国の栄光で復活した際は、樹界霊の歌姫で
インセクトプラントのデックが組めるようになっていたことでどうにか使えるカードになります。
それでも7/2/2という基礎部分はそのままだったので入れていないほうが強いカードだったと思いますが。
アバドンが本格的な性能を手にしたのはブシロード時代のヴァローカの精霊祭から。
ステータスは6/3/3と大幅に強くなりました。
ブシロード時代のブロック2ではユニットカードインセクト統一のデックは容易に組めましたし、
そのデックにはユニットカードが40枚くらい入ったのでアバドンは環境最強ユニットの1体となります。
防御力を20点以上上げればなんにでも耐えられるようになった環境なので
捨て山を10枚くらい除外すればアバドンは不死身のユニットにもなることができます。
スカディが居なければブロック2はインセクトデックが最強だったでしょうね。
20thで再録されたアバドンはほとんど過去の原形をとどめていないユニットです。
捨て山のユニットカードを除外してステータスが上がるという要素だけを残して、
スペル2枠を得た5/4/4という優等生のスペックに
除外するカードがユニットカードであれば何でも良くなった。
除外するタイミングもイニシアチブ決定タイミングなのでパンプアップを阻止することができません。
イナゴを取り込むことで巨大化するモンスターがアバドンですから
ユニットカードが種族インセクトでなくても良くなったのはほとんど元ネタを留めていないデザインと言えます。
今回のアバドンは捨て山のユニットカードを2枚除外するだけで
5/8/8スペル魔*イニシアチブ+1という英雄顔負けの超スペックになることができます。
種族はインセクト、デーモンと特にシナジーの多い2つがチョイスされています。
インセクトシナジーはブリオッシュ、花園の歌姫、プラリーネ、ベルゼブブ、プリムローズ三姉妹、ザルヴァーザ、
デーモンシナジーはミルク、マリア、アンデッドインプ、デカラビア、アンドロス、ベルゼブブ、
数自体も多いですが、どれもレベル5ユニットと相性のいいユニットになっています。
デカラビア、アンドロス、プラリーネが対象となるのが大きいですね。
5/8/8は環境的にめちゃくちゃ強いです。
残りレベル3に3/3のユニットを即時召喚すれば8/11/11の値になるわけですが、
リミット8で攻撃力11点のパーティを作ることはチャージがあっても難しいですし
防御力12点のパーティを作ることはもっと難しい。
総レベル8の攻防力で数字負けすることはまずあり得ないパワーですね。
それでスペル魔*。
ウィンドカッターDualでも2D+5ですから2Dのダイス目6以下のウィンドカッターなら
カースサークルで防げてしまう。
防御力8点で防御の対抗までできるユニットはレベル8でも珍しいです。
ただタイダルウェイヴやブランデッドなど、20点ダメージが発生する状況だと
20点ダメージを魔スペルで妨害するのは難しいので落ちるときは簡単に落ちます。
同時攻撃でも5/4/4のステータスはあるので同時攻撃には弱い、ということもできず
戦闘毎のコストとして捨て山のユニットカードが2枚ずつ除外するだけで5/8/8。
ユニットカードは自然に落ちるものなので最初手で召喚したりしない限り、
アバドンが5/6/6以下で戦闘することのほうが稀なくらいですね。
重要なのは、今回のアバドンにはコストの種族の制限がないことです。
ユニットカードは自然にデックの25枚くらい入るわけですからデックをアバドン用の調整する必要がない。
特に5・3デックはユニットを多めに構築しますから。
レベル5の入る魔デックならどのデックにも入れられるカードになっています。
今回のリクエストでは、アバドンの強み、対処法について書いてほしいということでした。
ここまでアバドンの強みについて書いてきましたけど
そのアバドンに対する有効な対処法は、ないですね。
先攻を取って12点以上の攻撃力でアタックするか、
後攻型なら12点の打撃に耐えて15点くらい殴り返せるようにしておくか。
攻撃力の低いデックならタイダルやブランデッド、プラズマボールを入れておくか。
攻防力は高くてもリミット8でスペル枠は3枠しかもてないので
どんなデックでもコンセプトが機能すれば対処できる強さだと思います。
英雄より強いわけではないのでどんなデックでも手札が揃っていてもアバドンがどうしようもない、
ということにはならないかと。
デックにもよるでしょうけどデックコンセプト的にどうしようもないんだったら
わたしなら使うデックそのものを取り替えます。
全ての相性にオールマイティに戦えるようにするって、むしろ弱いので。
ただ弱点は明白です。
コストが整っていない段階で呼んでしまうと速攻で押し負ける。
相手の手札が潤沢だと5/8/8でも速攻をかけられるのでアバドンが活躍できるのは中盤以降。
最初はアバドン以外のユニットで戦わなければなりません。
これはどういうことか?
即時召喚不可ユニットカードを初手で引くことができなければ
最低限のゲームすら成立せず負けることがあるのがモンコレです。
普通、即時召喚ユニットは50枚のデックの中に12枚前後入っていて
その12枚のうち1枚を引ければいいという計算ですが、
12枚のうちの3枚がアバドンだとしたらアバドンを除く9枚のうちの1枚を
初手6枚のなかで引けていなければなりません。
50枚中の12枚でも引けないときは引けないのに50枚中9枚となると、これは結構な事故率。
即時不可合計15枚中のアバドン3枚でも安心ではないです。
この弱点はユニットカードがほとんどレベル5のミルクデックでも変わらないと思います。
ミルクデックだと捨て山にユニットが溜まり辛いですから。
何戦もやっていると開幕もたつく場合とスムーズに回る場合の差が激しい。
よってアバドンは強いですけどアバドンデックは普通だと思います。
5・3デック自体が偶数単と比べるとハンデがあるし魔枠も4色と比べると使いづらいしで
救済カード的立ち位置と考えるとトータルでは妥当な強さ。
第2回はこれまで。
第3回のテーマとなるカードはコメントでリクエストを受け付けます。