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Channel: 白鳩さんがモンコレで駄弁るブログ
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ラートリの夜の闇

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このカードは衰弱メタとしてデザインされたカードで、
その割には衰弱特化の黒系デッキに対してそれほど有効でもない気がするが、
これは東京での大型大会前にトワイライトハウリングが完成していたから
衰弱の強さにそこまで注目していなかったとか、そういう事ではない。
グループSNEは日本のTCG最初期からカードゲームを作り続けている老舗だが
ちゃんと仕事をするメタカードをデザインした事は無いのだ。
こういう微妙にポイントを外しているメタカードはこれからも何度も出てくる。
慣れてほしい。

強化を剥がせる効果のほうはそれなりに強い。
なぜなら強化は1体のユニットに2枚以上重ねられるケースがそれなりにあるから。
スカンダやスサノヲの強化を取り除けたら確かに決定打になる。
しかし逆に言えば、強化1枚あるいは衰弱1枚の処理のための使用
だと全然割に合わないという事。
バーレーがログを払わずに置いた衰弱1枚を取り除くために
連続行動とはいえ2ログのコードは払えないよ。
ザルクやベリトの闇の鎧に仕事をさせるわけにはいかないので、
それでも手札にあるなら使わざる得ない訳だが。
しかしすぐに魔風で貼り直されるビジョンしか見えない。
Sユニットへの魔風2連発やバルバトスの魔弾5枚重ねなどの必殺技を
無力化できる切り札ではあるが、それだけだと衰弱へのメタカードと呼ぶには
ちょっと用途が狭すぎる。

ただし、ラートリが衰弱対策の決定打に届かないからといって、
黄色が黒に不利かというと全然そんなことは無かったりする。
黄色はほとんどアタックをせずアビリティとコード主体で戦う事が出来る。
アビリティのダメージもBPを参照しないものを使えば衰弱もほとんど無力化できる。
つまり本当は黄色はこんなカードを出さなくても元から衰弱に強かった。

衰弱に弱いのは赤と青なので、メタカード出すなら赤じゃないかな。
ヤマトタケルが自軍ユニットの誰に付いた衰弱でもコストにできたら、
衰弱メタにもなるユニットという立ち位置で面白かったかも。

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